支那

ことばのかたち

Bank of Chinaが日本で”中國銀行”を名乗る

最近、Bank Of Chinaといふ支那の銀行が「中國銀行」と名乘り日本にも支店を置きはじめてゐますす。もとからある中國銀行と同じ名前です。 支那の銀行は「中國銀行」表記し、岡山の銀行は「中国銀行」と表記しています。これで別のものといふつもりならまやかしです。「國」も「国」も同じ字です。 支那を中國と呼んでも、何も得るものなく、ただ混乱のみ。しかも間違ひでもある。まだ、「チャイナ」「チャイニーズ」の方が正しい。 もう、支那を中國と呼ぶのはやめませんか。まだ間に合ひます。岡山の中國銀行が「自みづからの意思で」その銀行名をかへる事態が來る前に。
ことばのかたち

支那と中國

中華人民共和國といふ國があります。毛沢東と中國共産党によって1949年(昭和24年)に設立された新しい國です。 日本では、いつの間にか支那語を中國語と呼ぶやうになりました。最近のことです。新しく國ができたらその地域の人の話す言葉の名前もかへるとはおかしなことです。朝鮮語を指して「韓國語」といふがごとくおかしなことです。支那の歴史を指して「古代中國」といふひとがゐます。ふしぎなことです。中國といふ國は70年の歴史があります。それより前は、別の國がありました。古代もなにもありません。 「中國語」にせよ「古代中國」にせよ、いまの刹那にだけ言ひ書くだけで長く残すねうちのあるものとは思つてはゐないのでしょう。いづれ書きかへるものですから。